Baseball boy-185
ボクは小学校に進学したころから漫画少年だったので、バンタム級とライト級の違いもよく分からずに「あしたのジョー」を読み、巨人軍と長嶋茂雄と王貞治の区別もつかずに「巨人の星」を読んでいたものだけれど、その中に、中沢啓二さんが描いていた「はだしのゲン」という作品もあった。
小学生の主人公のゲンが躍動しているのは第二次世界大戦中の、日本が、食べる物も着る物も、夢も希望もないその時代が舞台で、イギリス首相のチャーチルやアメリカ大統領のルーズベルトの踏み絵を通りを行き交う人々に踏ませたり
「この戦争に勝てる訳がない」
と発言する人を投獄したり、太平洋の南の方で戦艦大和がアメリカ軍に撃沈されてもそのことを国民には一切知らせなかったり、1945年の3月10日の東京を皮切りに始まった大阪、名古屋、その他の都市にお見舞いされた大空襲のあとも
「一億総員火の玉だ」
とか
「日本国には神風が吹く」
というあの時代、今のロシア並みかそれ以上に、この国も発言は罰せられ投獄されていたことを忘れてはいけない。
だから、ボクは何だか今、この国に暮らしていても、コロナよりも戦争の方が気持ちの上で重くのしかかっている。
地つながりのヨーロッパの大陸には、たくさんの民族の人たちがいるし、色々と意見の相違があってもそりゃあ仕方ない。
で、政治の素人からすると、それは難しい問題なんだなとおもうけれども、人類がコロナに打ち勝って、戦禍も今よりも落ちついて、市場を行き交う人たちが笑顔でアイサツ出来るようになったら
「野球って知ってる?面白いんだよ」
と言ってまわりたい。
ジョン・レノン
「インスタント・カーマ」
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