Walking on the street-703
1964年昭和三十九年、ボクはまだ生まれていなかったけれどその年の今日、10月10日に、東京オリンピックは開幕した。
「世界中の青空を全部東京にもってきてしまったかのような素晴らしい秋日和」
と、中継のアナウンサーの方の録音が残っているけれど、ほんの十数年前まで国土のほとんどが焦土となっていたその国の国民にとって、東京と大阪のあいだに新幹線が開通し、首都高速も、まあ江戸時代から由緒ある河川を全部放棄して建築されたものだけれど突貫工事で開通させて迎えた東京オリンピックは、戦時中さんざんヒドイ目ばかり見てきた国民にとって、特別な出来事だったに違いない。国鉄が走る有楽町のガード下の飲み屋は、たいそう盛り上がっていたことだろうと想像しただけでワクワクしてしまう。
ボクはぜひとも、あの熱狂の雰囲気を経験してみたかった。叶わないけれど、あの、ゲロや吸い殻やガムの跡の汚ならしい街に響いていたあのサウンドを感じてみたかったとおもう。たぶん、みんな、楽しかったんだろうなあ。
そうして力道山であり、美空ひばりであり、長嶋茂雄だったことを、ボクは父母からもきいているし、それ以外の方からも、そんな話しは色んな人からたくさんきいている。
そうして、あ、その前日、10月9日はジョン・レノンの誕生日だってことをおもいだした。
ジョン・レノン
「ノーバデイ・トールド・ミー」
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